Webライティングの書き方とは?実際の案件をもとに解説

あなたは、どんな制作工程でWebライティングの記事を仕上げますか?
いきなり書き始めますか?
それともしっかりと構成を決めてから執筆しますか?
Webライターを始めたいけど…文章の書き方がわからない。
もしくは「案件が受注できないから…実際にどんな仕事内容なのか話からいない」って方もいると思います。
案件の内容さえ分かれば、記事の書き方もわかってきます。

こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。デイサービスの介護職員です。
クライアントの依頼内容がわからないままだと、どんな文章を書くことが望ましいか、書き方が想像できないですよね。
個人的な日記やエッセイなら自由に書いて問題ないと思いますが…
ただ企業やメディアが発信する記事は成果が求められるので、いろんなことに意識を向けて文書を執筆しなくてはいけないんですね。
たとえば、
- 主観を入れた文章にしない
- ひと段落40文字前後にする
- 否定的な表現を使わない
- 文末表現に気をつける
などです。
Webライターしていれば当たり前のことでも、はじめてWebライターに挑戦する人にとってはわからないですよね。
わからないまま案件に応募してるから、案件を受注できないのかもしれません。

安心してください。
この記事では、ぼくが実際に受注した案件をもとにWebライティングの書き方を解説します。
すでに案件をこなしている方も、今まで執筆してきた文章の見直しやポートフォリオ作成の参考にしてみてください。
解説のその前に…
クラウドワークスの登録はお済みですか?
Webライティング案件の依頼内容

これは、実際にクラウドワークス上で受けた案件をもとにしています。
- とある業界の資格取得スクールを運営しているメディア
- 資格の種類・資格の特徴などを紹介する記事
- 4,000文字(本文のみの執筆)
- 記事構成・見出し案などはクラアント指示
- Wordファイルでの納品
- その業界での実務経験がある方・資格保有者は優遇
- 納期:1週間
- 継続案件あり

具体的な業界や案件の詳細までは記載できないですが、ご自身の状況に当てはめて考えてみてくださいね。
案件の依頼内容とマニュアルはしっかり確認しよう

案件を受注すると、ほとんどの場合マニュアルがあります。
【依頼内容】
ご依頼している記事は、〇〇業界の〇〇を紹介している以下のサイトに掲載する記事です。
https://hogehoge.com
〇〇業界に関心のある学生に向けたメディアで、〇〇業界で活躍するための知識などを発信しているコンテンツです。
資格情報や資格取得に関する情報が検索でき、簡単に資料請求が行えるシステムを構築しています。
今回のご依頼は、資格取得のための資格情報や勉強方法を記事にしていただき、メディアの認知を広げていただきたいと考えております。
そのため、SEOを意識した記事の執筆をお願いいたいします。

こうした概要がまずあります。
ターゲット・ペルソナの説明
〇〇の資格取得を目指している学生へ向けて執筆をお願いします。
ペルソナとはなに?ってうい方はコチラの記事をどうぞ。
納期の説明
クラウドワークスを通じて、正式に案件のご依頼をいたします。
マニュアルを確認して頂いたのち、マニュアルに準じて執筆をお願いいたします。
執筆マニュアルで文章を確認して頂いてから、初稿提出願います。
修正は3回までの対応をお願いたします。
執筆ありがとうございました。報酬をお支払いいたします。
もちろん、クライアントによって納品スケジュールは違います。上記の例は、納期に余裕がある案件です。
求めている成果
執筆いただいた記事を読んで、ペルソナが資料請求・問い合わせをいただけることを成果としています。
ペルソナの、
- 悩みや不安が解消されているか
- 知りたいことが記載されているか
などの、読み手にとって価値のある内容にしてください。
記事の構成に関して
記事の構成や見出しに関しては、こちらで用意いたします。
SEOの検索キーワードをもとに構成しております。
本文のみ執筆をお願いいたします。
【h1 記事のタイトル】
- h2 大見出し
- h3 小見出し
- 本文(執筆いただきたい箇所)
- h3 小見出し
- h2 大見出し
- h3 小見出し
- 本文(執筆いただきたい箇所)
- h3 小見出し
HTMLの見出しはh2〜h3までで構成しております。
【注意事項】
PERP法を用いて、記事の冒頭にはこの記事で得られる結論を記載するようにしてください。
読み進めたくなるようなリード文で記事の概要を解説してから、本文へと誘導してください。
本文にはできるだけSEOキーワードや共起語が入るように執筆願います。
共起語とは、任意キーワードの文章を書くにあたって「キーワードと合わせて使用される確率が高いワード」です。
共起語検索
検索ワードを入力すると、共起語として認識されていると思われる単語を出力します。
執筆のルール・禁止事項
- 半角英数字に統一
- 記号は、全角文字で統一
- 鍵括弧は、「」で統一
- 「です・ます」調
- 改行や行間は、適度に改行
- 一文あたり、40〜50文字前後
- 「だ」「である」調
- 体言止め・反復法・比喩・擬人法等の、読み手に伝わりにくい表現
- ネガティブな表現
- 絶対などの表現(根拠がないので)
- 主観的な表現でなく客観的な意見を記載してください

メディアには、そのコンテンツにあった表現のマナーがあります。
ルールを守った執筆をしましょう。
Webライティングで絶対にやってはいけないこと
コピペや他の記事からの引用は絶対にやめましょう。また、AIを使った執筆が禁止されていたり、文字数を稼ぐような執筆をしたり…
そういった違反行為が見つかった時点で、即刻取引終了となります。
クライアントとユーザーに喜んでもらえる記事を目指していきましょう。
用語などがわからない方は、Webライティングの書籍を読んでおきましょう。
Webライティング案件の具体的な書き方と手順

上記の依頼内容をもとに、ぼくが行っている具体的な執筆手順を解説していきますね!
内容をしっかりと理解するまでマニュアルを読み込んでいきます。
執筆が済んでから「あ、マニュアルに沿った文章になってなかった…」ということがあり、全部書き直し… みたいなことがありました。
指定された検索キーワードで上位表示されている記事をリサーチしていきます。競合記事の内容をしっておくことで、ユーザーのニーズを考えていきます。
検索キーワードについてわからない方はコチラの記事を参考にしてください。
検索した競合記事から、自分の記事に使えそうな内容をメモしていきます。
決してコピーしてはいけません。そのまま使用すると重大なペナルティーになって、クライアントさんに多大な損害をあたえてしまいます。
アイデアだけ拝借させていただきます。
依頼内容に沿った文章になっているかチェックしていきます。
- 文章全体
- 各章ごと
- 段落ごと
- 文章ごと
ここの見直しでは、構成だったり内容だったりの確認です。
送り仮名や漢字の間違いを確認していきます。
Wordには誤字脱字を自動検出してくれる機能があるので、機能を活用しながら目視でも確認していきます。
「CopyContentDetector」という、無料のコピペチェックツールを使って、自分の書いた文章が他の記事と似ていないかチェックします。
ほとんどのクライアントが、このチェックツールを使っています。
書いた文章を何度も確認して、初稿を提出します。
ほとんどの案件で修正なく一発で納品ということはないですね。修正の対応は真摯に向き合います。
何度か修正をして、納品です。
という作業工程で、ぼくはWebライティングの作業をしています。
それではポイントだけ解説していきますね。
執筆内容のリサーチに時間をかけよう
クライアントから指定されたキーワードで記事を検索して、上位10位までの記事を順番に見ていきます。

競合記事はどんな記事を書いているんだろう?
競合記事と同じような記事を書いても、自分の書いた記事が上位に表示されることはありません。
それらの記事よりも、価値のある内容にしなければ上位を狙うことは難しいんですね。
競合記事のいいところは少し拝借して、競合記事に足りて無いことを意識して執筆していきます。
なのでリサーチはとても重要な作業なんです。
余裕を持って初稿を提出する
納品前日、期限ギリギリになって初稿を提出…しては絶対にダメです。
クライアントさんの立場になって考えてみてください。
初稿をもらってから、文章のチェックや修正指示を出さなくてはいけなんです。ギリギリに提出するってことは、クライアントさんを焦らせることになります。
ぼくは、提出期限の1日前が期限くらいのつもりで作業しています。
継続案件に繋げるためにも、クライアントさんに喜んでもらえるような仕事を心がけています。
クラウドワークスのプロフィールの書き方について知りたい方はコチラの記事をどうぞ。
SEOライティングの書き方について知りたい方はコチラの記事をどうぞ。
AIライティングに頼らない文章力を身につけておこう
最近では、AIライティングを使った執筆も増えてきました。
ぼくはですね、なるべくAIライティングは使わないことをお勧めしています。
というのは、執筆に慣れていない方がAIライティングを使ってしまうと執筆する力が育たないからです。
また「何がいい文章なのか」という判断もできないと思います。
それで果たしてWebライターと言えるのでしょうか。ちょっと疑問ですよね。
なので、手間や時間がかかっても、まずは自分で執筆できる力、実力をつけることを意識して、AIライティングは使わないようにしてください。
たとえば誤字脱字のチェックだとか要約してもらうとか、そうした校正的なことで使うようにしましょう。
あなたも、Webライターにチャレンジしてみてくださいね。